ベルギービール勉強会
最も種類が複雑である
ベルギービールの楽しみ方の基本を教えていただくべく
『ベルギービール勉強会』に参加してきました。
まずは
多種多様なビール文化 を知るため
主にベルギー侵略の歴史を
ざっくりと聞きます。
その後は
大きく9つに分類したビールを
説明を受けながら試飲します。
【今日のビール】 カッコ内はアルコール度数
【ランビック系】
"ブリュッセル地区にしか存在しない 空気中に浮遊する天然酵母" で作られた、個性的な酸味をもつビール
01. Cantillon Broucsella Grand Cru(5.0%)
3年以上熟成したランビック100%のビール
02. Cantillon Gueuze 100% Lambic Bio(5.0%)
年代の異なる3種類のランビックをブレンドし、熟成
03. Cantillon Kriek(5.0%)
ランビックにさくらんぼを漬け込んで熟成
04. Bieken(8.5%)
蜂蜜を加えたランビック
05. Lindemans Faro(4.5%)
醸造行程でキャンディーシュガーを入れて甘みをつけたランビック
【アビイ・トラピスト系】
06. Witkap Pater Tripel(7.5%)
かつて修道院で醸造され、現在は継承して醸造所で作られている(=アビィ)ビール
07. Orval(6.2%)
伝統を守り続け、現在でも1種類のみを醸造
【ウィートエール系】小麦のビール
08. St Bernardus Wit(5.5%)
ヒューガルデンの創始者が手がけたビール
光に透かし、色、[澱] などを見、そして、香りを確認。
【オールドエール系】ワインがルーツ
09. Rodenbach(6.0%)
若いビールと熟成されたビールをブレンド
10. Liefmans Goudenband(8.0%)
基本のアウト・ブラインと、別に仕込み熟成させたビールをブレンド
【セゾンビール系】自家用酒がルーツ
11. Saison Dupon Biologique(5.5%)
完全有機栽培のモルトでのみ造られているビール
【ベルジャン英国系】英国のペールエールがルーツ
12. De Koninck(5.0%)
小麦、コーン、砂糖などを一切使用せず、モルトだけで造られたビール
13. Scotch Silly(8.0%)
イギリス産の高級ホップを使用したビール
【ストロングエール系】チェコのピルスナーに影響
14. Delirium Nocturnum(9.0%)
デリリュウム醸造10周年を記念して造られたビール。
15. Duvel(8.5%)
ゴールド色のストロングエール。洗練された味と香りの王道ビール
【シーズナルエール系】
16. GOUDEN CAROLUS CUVEE VAN DE KEIZER(9.0%)
1年に1回、限定生産されるビール
【ベルジャンピルスナー系】
次に、実験体感コーナー。
● 温度による味わいの違いを体感実験。
17. Chimay Rouge(7.0%)
2℃ / 7℃ / 12℃(シメイ推奨)
確かに、温度は低すぎない方が味わいが良い気がしました。
● 「澱(おり)あり」「澱なし」による味の違い。
18. Chimay Triple(8.0%)
結論、ウィート系は [澱] と一緒に呑むのがおすすめ
長期熟成型は、味が濁ってしまうため入れないのが良いそうです。
● グラス 形状による香りの違い。
試飲せず、香りを確認しました。
それぞれによって、香りの出方も様々。
Chimay Bleue(9.0%)
・チューリップグラス
・ワイドゴブレット(聖杯型)
・タンブラー
・スピンドルグラス(シャンパングラス型)
・バルーングラス(ブランデーグラス型)
● 樽・大瓶・小瓶・缶、それぞれの味の違い
19. Hoegaarden White(4.9%)
こればっかりは、気分・意識的問題のような気がしました・・・
現在9つの州に分かれ、統一された文化や言語のないベルギーでは
地区による価値観もそれぞれ、ビールの数もそれに然り。
ベルギービールといえば 「どれもこれもとにかく甘い」 程度のイメージでしたが
『甘い』にも、それぞれ
単刀直入にキャンディシュガーだったり、果物の甘さだったり
モルト(キャラメルモルトなど)の甘さだったり、奥が深いものでした。
試飲は、全19種類、25杯。
試飲だけでも1リットル超の、すごーいお勉強会でした。
そして・・・
終了後の一杯は、どぶろく〜
(本来この日は、御大のライブ。もう少し、ほとぼりを冷まします・・・)
<追記>↑日付すら間違えていました・・・
ベルギービールの楽しみ方の基本を教えていただくべく
『ベルギービール勉強会』に参加してきました。
まずは
多種多様なビール文化 を知るため
主にベルギー侵略の歴史を
ざっくりと聞きます。
その後は
大きく9つに分類したビールを
説明を受けながら試飲します。
【今日のビール】 カッコ内はアルコール度数
【ランビック系】
"ブリュッセル地区にしか存在しない 空気中に浮遊する天然酵母" で作られた、個性的な酸味をもつビール
01. Cantillon Broucsella Grand Cru(5.0%)
3年以上熟成したランビック100%のビール
02. Cantillon Gueuze 100% Lambic Bio(5.0%)
年代の異なる3種類のランビックをブレンドし、熟成
03. Cantillon Kriek(5.0%)
ランビックにさくらんぼを漬け込んで熟成
04. Bieken(8.5%)
蜂蜜を加えたランビック
05. Lindemans Faro(4.5%)
醸造行程でキャンディーシュガーを入れて甘みをつけたランビック
【アビイ・トラピスト系】
06. Witkap Pater Tripel(7.5%)
かつて修道院で醸造され、現在は継承して醸造所で作られている(=アビィ)ビール
07. Orval(6.2%)
伝統を守り続け、現在でも1種類のみを醸造
【ウィートエール系】小麦のビール
08. St Bernardus Wit(5.5%)
ヒューガルデンの創始者が手がけたビール
光に透かし、色、[澱] などを見、そして、香りを確認。
【オールドエール系】ワインがルーツ
09. Rodenbach(6.0%)
若いビールと熟成されたビールをブレンド
10. Liefmans Goudenband(8.0%)
基本のアウト・ブラインと、別に仕込み熟成させたビールをブレンド
【セゾンビール系】自家用酒がルーツ
11. Saison Dupon Biologique(5.5%)
完全有機栽培のモルトでのみ造られているビール
【ベルジャン英国系】英国のペールエールがルーツ
12. De Koninck(5.0%)
小麦、コーン、砂糖などを一切使用せず、モルトだけで造られたビール
13. Scotch Silly(8.0%)
イギリス産の高級ホップを使用したビール
【ストロングエール系】チェコのピルスナーに影響
14. Delirium Nocturnum(9.0%)
デリリュウム醸造10周年を記念して造られたビール。
15. Duvel(8.5%)
ゴールド色のストロングエール。洗練された味と香りの王道ビール
【シーズナルエール系】
16. GOUDEN CAROLUS CUVEE VAN DE KEIZER(9.0%)
1年に1回、限定生産されるビール
【ベルジャンピルスナー系】
次に、実験体感コーナー。
● 温度による味わいの違いを体感実験。
17. Chimay Rouge(7.0%)
2℃ / 7℃ / 12℃(シメイ推奨)
確かに、温度は低すぎない方が味わいが良い気がしました。
● 「澱(おり)あり」「澱なし」による味の違い。
18. Chimay Triple(8.0%)
結論、ウィート系は [澱] と一緒に呑むのがおすすめ
長期熟成型は、味が濁ってしまうため入れないのが良いそうです。
● グラス 形状による香りの違い。
試飲せず、香りを確認しました。
それぞれによって、香りの出方も様々。
Chimay Bleue(9.0%)
・チューリップグラス
・ワイドゴブレット(聖杯型)
・タンブラー
・スピンドルグラス(シャンパングラス型)
・バルーングラス(ブランデーグラス型)
● 樽・大瓶・小瓶・缶、それぞれの味の違い
19. Hoegaarden White(4.9%)
こればっかりは、気分・意識的問題のような気がしました・・・
現在9つの州に分かれ、統一された文化や言語のないベルギーでは
地区による価値観もそれぞれ、ビールの数もそれに然り。
ベルギービールといえば 「どれもこれもとにかく甘い」 程度のイメージでしたが
『甘い』にも、それぞれ
単刀直入にキャンディシュガーだったり、果物の甘さだったり
モルト(キャラメルモルトなど)の甘さだったり、奥が深いものでした。
試飲は、全19種類、25杯。
試飲だけでも1リットル超の、すごーいお勉強会でした。
そして・・・
終了後の一杯は、どぶろく〜
(本来この日は、御大のライブ。もう少し、ほとぼりを冷まします・・・)
<追記>↑日付すら間違えていました・・・
タグ:ビール
2008-10-26 23:59
nice!(5)
コメント(3)
うわ~(*/∇\*)キャ すごい!すごい!!
ベルギービール、奥が深そうだ~♪
今度是非、ご指南を(^-^)/
by hana (2008-10-30 09:17)
こんばんは、Ja-Kou66さん。
わあ、ビール党には最高の勉強会でしたね。
ベルギーはワインだけでなく、ビールにも力が入っているのですね。
でも、こんなに何種類も飲んで、味の違いが分かるのかしら、というのが下戸のかんぐりです。
by sig (2008-10-30 16:28)
>hanaちゃん
こんなにも奥が深いなんて〜
これで世界中のビールの歴史を思うと
一生涯かけても覚えきれないくらいだろうな。
「呑んで美味しい楽しい」が一番、って結論ですね。はい。
>sigさん
こんばんは〜
こういう勉強会だと、いつでも身が入るのですが・・・(笑)
それが!それぞれに違いがあるのですよ!
それをうまく言葉で表現できるか・できないか・・・
ワタスはもちろん後者です・・・(* ̄ー ̄*)
by Ja-Kou66 (2008-10-30 23:37)