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仙台旅《ボラ編・1日目》

被災ペットボランティア活動に参加してきました。
(写真撮影およびBLOG記事への掲載許可をいただいております)

今回参加させていただいた、保護活動をされている場所は
 仙台市内にある 【dogwood】 というお店。

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 ドッグランの一部は、被災ペット(犬)用に開放しています

そもそもは、動物病院を併設し、ドッグランやトリミング
 そしてペットホテルなどの経営をしているところのようです。
仙台駅と同じ '青葉区内' に存在しますが、バスで 約50分 ほどかかります。

120326_01.jpg着いた先にはこんな看板が…


今回の活動内容は
東日本大震災の関わる影響により被災したペットたち。
(ワンニャンともに、飼い主不明、飼い主さんは判明していても一緒に暮らせない状況の子…など)
彼らのお世話をするボランティア活動です。
 ワンコ担当、ニャンコ担当が選べます。
 我々は、扱い慣れているニャンコさん担当です。

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ここのニャンコたちは、点呼によると 現在42頭。
 想像していたよりも少なかったです。
ワンコは、以前は 100頭 ほどいたそうですが
 里親募集などで頭数が減り、今では 約70頭 だそう。

ニャンコについては、全て飼い主さんが判明しているとのことで
 全てに名字が付いております。
(例えば、「鈴木タマ」…みたいな感じ)
ニャンコの飼い主さんたちは皆、里親へ出すことを拒否しているとか。

しかしもう、1年経ってしまいます。。
 手放したく無い気持ちは痛いほど分かりますが
小さな動物たちの 「1年」 は、とても大きなものです。
 引き取る見通しが無く、ここでのケージ暮らしが長く続けば続くほど
彼らにとってはかわいそうなだけにも思えるのですが…

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ネコハウスは、4畳程度の広さのプレハブが3棟。
 うち2つ(17頭 / 16頭) は、ケージ (1階〜3階建てに1頭〜3頭) が左右に並び
残りの1つ (9頭) は、訳あり2名を除き、室内で自由に暮らすお部屋です。
 あるベテランボラさんは 「ネコカフェ」 と仰っていたため
以降、我々も 「ネコカフェ部屋」 と呼称しております^^

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初日、自分はベテランさんと一緒に2部屋を担当しました。
(含・ネコカフェ部屋)
各部屋エアコン完備ですが、出来た当初は何も無い状態で
 各ニャンコベッドにお湯を入れたペットボトルを置くなどして
暖を確保していたそうです。寒かったでしょうね。。

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ニャンコ担当は、お昼を除き、基本朝9時から午後6時。
 お世話は、ベテランさんに教えてもらいながら。
まず朝、各ケージの幕を外し、皆のご飯 (薬や特別食アリ)、水を交換します。
 そして、各おトイレを片付けながらチェック。
以上の個々の状態を、管理ノートへ記入します。
(もちろん彼らと遊びながら*^^*)

その後は、各個室(ケージ)とフロア床の消毒
(2種類の液体を "シュッシュ" して、拭き取るだけです)
 前日の食器類の洗浄、消毒作業…
そしてあっという間にお昼時間となり、夕方にも同じ作業を繰り返します。
 その他の空き時間は 「スキンシップタイム」 となります♥
(ある意味全ての時間ですが*^^*)

120326_08.jpgあぐあぐ…

初日は最初だけに、あまり余裕がなかったのですが
 できる限り遊ばせてもらいました。
ケージ部屋の子たちは、年齢差もあるのでしょうが
 食べて、寝て…が殆どで、騒ぎもせずじっとしている子も多々いました。
あるボランティアさんは、「最近、諦めたような感じに見えてきた」…と
 切なそうに仰っているのが印象的でした…

ただし、元気な若者たち?はケージ越しに 「出して!」「出して!」 と訴えます。
 フロアに出してあげると、狭い中でもドタドタ大喜びで走り回ります。
「被災ペット」 という前提を忘れてしまうくらいです。
そうだよね、自由に走り回りたいよねぇ・・・

そして、殆どの子たちが人懐っこい甘えん坊でした。
 中には、出たいのが目的ではないようで
撫でてもらいたくて、甘えたくて鳴いてくる子もたくさんいます。
 代わる代わる人が入ってくるので慣れてしまったのか、人が恋しいのか…

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当初、帰りもバスの予定にしていましたが
 ちょっと早めに出て電車の駅へ向かえば
かなり時間の節約になるという情報を掴み、大慌てで帰路へ。
(なんだかんだ、その1本後になってしまったのですが…^^;)

『陸前落合』駅 へは、徒歩で 約20分程度 です。
 ヘトヘトに徒歩…も、ムチではありますが・・・(でも知らぬ地域を歩くのも楽しい♪)
しかし仙台駅までは 20分ほど で着いてしまいます。
 夜の 「仙台グルメ」 を糧にがんばりました*^^*


2日目に続きます^^
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コメント 6

hi−ragi

飼い主が居るのに一緒に暮らせないなんて…
なんとかならないのかな…1年以上になると忘れちゃうんじゃ、、、
 メール有難うございました。
ご意見頂いたので、おたのしみ袋に強化バージョンは入れれます~
by hi−ragi (2012-03-26 10:37) 

こいちゃん

里親に出したくないのは同じ猫飼いとして、気持ちはわかるけれども
一緒に暮らせない状況ならば、決断も必要かと・・
どっちが幸せなんでしょうね?
ボラと言えども。。堪能しましたな、にゃんこを!(笑)
by こいちゃん (2012-03-26 19:30) 

sig

こんばんは。
こんなボランティアもあるんですね。猫ちゃんたち、さぞ喜んだことでしょう。ご苦労様でした。
みんなとてもかわいくて・・早く飼い主さんのところで暮らせるようになるといいですね。
by sig (2012-03-26 20:39) 

Ja-Kou66

>hi−ragiさん
今回、預かりワンコの面会に来られている方を見かけましたが
皆さん愛情あるがゆえに、早く引き取りたいのだとは思います。。
ペットを迎え入れる環境を新たに作るのも、難しいかもしれませんね…
いえいえこちらこそ、心のこもった作品を感謝感謝です^^
もう、ウチのにしたくなっちゃったくらいですよ(笑)


>こいちゃんさん
そうなんですよ、ご覧の通り、遊びに行っただけでした(笑)
ボラ皆さん、ワン・ニャンどちらもできる方ばかりで
手が空いた時にはワンコのお手伝いをされる方もいるそうですが
我々はワンコ経験がないのと…あと、割と屋外も不向きで…^^;
自分も、例えココ・マロ・ちゃと暮らせない状況になっても
決断はできないかもしれない…でもこのままじゃ…ぐるぐる…-_-;


>sigさん
ありがとうございます。
いや〜もう、2日目は特に一緒に飛び跳ねちゃいましたから
わたしが楽しくて楽しくて(笑)
でもやはり、18時に消灯でケージ…の日々は
ネコにとってはふつうじゃないです。
できるだけ皆が、少しでも早く飼い主さんの元に戻ってほしいです。
by Ja-Kou66 (2012-03-27 00:06) 

クローヴ

わんこ&にゃんこなどの動物の一時預かりとして、このような
広い敷地所有の方が提供してくれるとありがたいですね。
自分のにゃんこを里親に出す…自分と自分のにゃんこにも、
起こりうることだと、自分に置き換えて考えておかないと…と
思いました(-.-;)
by クローヴ (2012-03-29 18:09) 

Ja-Kou66

>クローヴさん
このように、様々な地域で提供してくださる方がいると
大変だとは思いますが心強いですよね。
ワンニャンのプロですし(ここには病院もあるし)安心感もあります^^
いざという時のこと、考えておかなければならないことも
多々ありますが、やはり事前には考えられませんよね…^^;
by Ja-Kou66 (2012-03-29 23:59) 

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