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ふたつの個性のマリアージュ

前回 の ビール工場 に続き
 『ブロガーイベント』 に参加させていただきました。


今回は、「シングルモルト&ショコラのマリアージュ 講座」

実際のところ、個人的には
 ウィスキーは、まず口にする機会のないものであり
 チョコレートも、さほど食べたいと思わせる食べ物ではありません。

しかし、そんな2つの素材を合わせることにより
 片方だけでは味わうことのできない美味しさの可能性を
もっと広げてしまうという、“すごいマリアージュ” を体感できるということ
そして、個人的には、"ウィスキー分野" という新境地を広げるきっかけをも期待し
 とても楽しみにしていました。


※ ここでは、マリアージュ = 「相性の良い組み合わせ」 「幸せな出会い」 を指します
※ 以下、イベントの主旨的に "チョコレート" を "ショコラ" で統一して記載しています


会場は、東京・青山にある 【 スプリッツアオヤマ -Splitz' Aoyama- 】。

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まずは、ショコラコンシェルジュによる 「ショコラ講座」。
 カカオの基礎から品種、ショコラになるまでの過程…などを学びます。


カカオの学名は、-Theobroma Cacao-「神の食べ物」 と云うように
 珍重されていたようです。


090203_02.jpgこちらは、試食用。
画面右より、ショコラ主原料となる 【カカオ豆】
そして、そこから抽出される 【カカオマス】 をペレット状に固めたもの
白い物体は、さらに 【カカオマス】 から搾油した 【カカオバター】
(上記カカオ豆は、端を砕いています)

【カカオ豆】 は、思ったほどの苦さはありませんでしたが
 やはり、それ自体をそのまま食べる味とは思えませんでした。

【カカオマス】 は、カカオ豆の外皮を取り除いて磨砕し、ペースト状にしたもの。
 お味は、市販されている 「99%」 などと書かれている商品
  まさにアレ的な状態です。にまっ(苦)!

カカオ豆全体の 約55%は油脂分 であり、それを抽出したものが 【カカオバター】
製品化されたショコラの、滑らかさの元はコレですね。
 …そんな感じの食感で、お味はなっしん。


そして、カカオの産地や品種の異なる、3種類のショコラの食べ比べを行います。
 今回は、単一産地のカカオ豆で作られた 「シングルビーン」 タイプです。

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「100%ChocolateCafe "56 Chocolates"(明治)」
いずれも中南米産の 【11: Sur Del Lago】 【12: Chuao】 【15:Ecuador】


テイスティングは、「五感で味わう」 そうです。
まずは、気持ちを落ち着かせ、香りを感じ、視覚で感じ、聴覚で感じ、割る触感
 そして、苦み・渋み・コクなどを味わい、最後には余韻を感じます。
奥深いなぁ・・・(・_・)



そしてお次は、「シングルモルト」 講座。

今回は、大豆麦芽 を 単式蒸溜器で仕込んた 「モルトウィスキー」
 中でも、単一蒸溜所の原酒 のみで作られた
 「シングルモルトウィスキー」 について学びます。
それぞれの蒸溜所を置く風土により、特徴も様々。

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試飲は、【山崎12年】 【白州12年】 【グレンフィディック12年】
【マッカラン12年】 【ボウモア12年】 の5種類。

色、香り、そして、味わい・・・
'素' のまま味わうのと、水を混ぜた時の味わいの変化
それぞれに、芳醇なシェリーを感じたり
 はたまた歯医者の消毒液…ではなく…スモーキーさを感じたり。


そして最後の講座は、2つの総決算
 「シングルモルトとショコラのすごいマリアージュ」 です。


上記5種類のウィスキーに
 それぞれ相性が良いとされた ショコラ を組み合わせます。

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1.【山崎12年 × ROYCE'生チョコレート/白】
2.【白州12年 × ROYCE'生チョコレート/山崎シェリーウッド】
3.【グレンフィディック12年 × パスカルカフェ/シトロン】
4.【マッカラン12年 × ベルアメール/フランボアーズ】
5.【ボウモア12年 × ル ショコラ ドゥ アッシュ/カプチーノ】

ウィスキーをひとくち含み、その香りが口に広がったところで
 ショコラをひとくち・・・ほぇ〜・・・(´∀`)あま〜・・・
個人的には、一番最後 (5) が驚きでした。
「歯医者が消えて、ほんのりスモーキと絡み合うマリアージュ!」・・みたいな。


その後は、「懇親会」 ということで
お店自慢の
【ドライスプリッツ(辛)】 or 【マイルドスプリッツ(甘)】 できゃんぱ−い!

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乾杯は、「スコール!」 …ではなく 「ウィスキィ〜!」 で。


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プレーン状態の 【ドライスプリッツ】 は、専用のドラフトサーバーから出てきます

そしてその後は、軽食とともに
 さまざまなウィスキ−の呑み方 を楽しみます(呑み放題・食べ放題)。


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 自家製の フルーツウィスキー は

【オレンジ】 【ブルーベリー】
【ジンジャー】 【紅茶】 【ローズヒップ】

 ・・・の5種類。


自分は、【ドライ…】 のあとは、常連さん一押し、【オレンジ】 のソーダ割りを。
 とろ〜ん(´∀`)あま〜

090203_10.jpg そして、もうひとつ選んだ 【紅茶】。

 バーテンさん曰く
 「ミルク割りがお勧め」とのことでしたが

 さっぱり呑めるタイプ…でお願いしたところ
 コーラ と ソーダ で割ってくださいました。
  シュワっと(´∀`)あま〜・・・

好みを言い、アドバイスを貰う、こういうやりとりが 楽しかったりします。
割って呑む '呑みもの' も、たまには良いもんだ。
 甘いのはあまり得意ではないけれど、身体に優しい感じ。

とりあえず、個人的な 呑み方の好み としては、最初にいただいた
【山崎】の水割り × ロック が一番の感動、でした。

知らないことばかり。少しは新境地が開けたような気がします。
 とても楽しいイベントでした。

サントリーさん、ショコラティエさん、スプリッツアオヤマ の方々
 そしてご一緒した方々も、お世話になりました。ありがとうございました!


サントリートピックス さんの HP

マリアージュ用に一片のみいただき、お持ち帰りしたショコラたち・・・
その後は おとん と おかん のお腹に消えてしまいました。
・・・さよなら、おさらい用のマリアージュたちよ・・・


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 お店で呑んだ、'HALFROCK' のグラス。

 なんと、お土産にもいただいてしまいました。
  こーれーは嬉しい♪

 いわゆる "チューリップくち" で窄まっているタイプで
  無駄に香りも逃がしません。

 様々なお酒でも 楽しめそうです。



ちなみに、前回 も 今回 もお世話になった サントリー さんは
 ビール事業初の 黒字・過去最高益 だったそうで。
  おめでとうございます、Beer ばんざーい!


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