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とんぼのお酒

おとなの社会科見学♥

神奈川県海老名市にある 【泉橋酒造】 さんの酒造見学をしてきました。
 台風前の雨降りのため、田んぼ見学は無し。

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米作りから醸造までを一貫して行っている、160年続く酒蔵です。
 トレードマークのトンボには
「トンボがたくさん飛ぶ田んぼであってほしい」 との願いが込められ
田んぼには除草剤を使わず米糠を撒き、減農・無農薬栽培
 そして添加をしない、自然に根付く酒造りをモットーとしておられます。


今まで方々の酒蔵見学をしていますが・・・
 それこそ基本の工程は一緒ですが、その規模だったり、こだわりだったり・・・
それぞれの考え方があって、とても興味深いです。

酒造りも、昔ながらの手法を用いて手間をかけて造っているとのこと。
 今さらながら、工程はざっくり端折って・・・

自家栽培米の種類は
 "晩生" のものが、「山田錦」、「雄町」、「神力」
 "早生" のものが、「亀の尾」、そして 「楽風舞」。
収穫の時期をずらすため、上記5種類のお米を栽培しており
中でも最も収穫時期の早い 「楽風舞」 は
「五百万石」 と 「どんとこい」 を掛け合わせた、新しい品種なのだそうです。

ちなみに、自家製の酒米使用率は95%
 残りの5%は、"保険" として、敢えてお米屋さんから仕入れているそうです。


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(写真撮影OKです)

蒸し器と、熱を冷ますためのコンテナ
 酒蔵により規模も様々。


製麹の工程。
 こちらでは、昔ながらの 「麹ふた製麹法」 をしており
冷ました蒸米を、「ふた」 と呼ばれるトンボマーク入りの板に広げ
 丁寧にひとつひとつ、麹金を植え付ける作業を行います。

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↑麹菌はデリケートなので、一瞬だけのちらりずむ。|д゚)


お酒の元、もろみをしぼるための搾り器、「槽(ふね)」。
(お酒と酒かすに分ける作業)
酒袋に入れたものをひとつひとつ積んで、絞ります。

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現在は新旧2つの機械が現役。
 奥のものが古くからあるホーロー製
手前のが新しいステンレス製だそうです。

できるお酒は、その工程によって
 3つに分かれます。

最初に積まれた酒袋の重みだけで
 自然に出てくるものを "あらばしり"
少しずつ圧力を加えて出てきた
 途中の部分を "中汲み"
最後の部分を "責め" といいます。


171105_05.jpgお酒が貯蔵されるタンク。

右の大きな方は、新しいステンレス製のサーマルタンク。
 機械制御され、0.1度単位で調整できます。
左の青いものは、昔ながらのホーロータンク。
 こちらはただのタンクなので、冷やすため
ホース状になっている黒いバンドを巻いて、そこに水を通して調整します。
 しかしこれも全面ではないため、管理するのは大変なようです。
今後は、徐々にサーマルタンクに移行する計画なのだそうです。


説明を受けながら工程を見学したあとは・・・

一番のお楽しみ、試飲会です(*´∀`*)
 日本酒で漬け込んだ梅酒を含め、5種類のお酒と
おつまみプレートが付きます。

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しかしなにしろすごいのが、蛇口から出るのは仕込み水だという・・・(羨)
(丹沢山系地下水)

やり方にもそれぞれあり、説明を聞いていても毎回新鮮で
 おべんきょーになるひとときでした。でもきっとすぐ忘れる・・・


今回購入したのは・・・

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生酛仕込みの純米酒、「桃色黒とんぼ」
 そして、事前より気になっていた吟醸味噌と、ついでに母ちゃんへ自家製梅干。
吟醸味噌は、クリームチーズとか豆腐とか・・・漬け込んでみたい。


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さて、その他寄り道も終了し、帰り道。

今ではこんな機会以外、相鉄線に乗ることもない・・・
 承知の上、遠回りで乗車

これが見たかったのです。

171105_09.jpg ←これ。

「そうにゃん」 のつり革ー!^^
そうにゃん電車があると聞いており
 タイムスケジュールを見てみれば、いいタイミング。
・・・あれ?でも、、いないぞ。

・・・と思ったら、よくよく見ればまだ数日先の話でした。。
 それでも、つり革は通常電車の中で発見。(全部ではないかも)
噂では1車両に1個とのことでしたが・・・いや、結構あったぞ?

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相鉄も100周年ですかぁ。歴史あり、ですな。
 緑一色のとか、マスオさんのラッピング電車が懐かしや。。

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