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発酵の日。

話は昨年・・・クリスマス前に遡ります。
 友人と、忘年会をしてきました。


席に案内されると、"噂のブツ" (↓)がセッティングされています。
 これだけでテンション上がりました(*´∀`*)

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(←)これは、もろみの濾し器。
 その場で仕上げる 「生揚げしょうゆ」 で
お料理をいただく お店 なのです。
 忘年会時期の金曜日。期近に決めたので
それでも空きのあるお店から選びました。

我々は存じ上げませんでしたが
 有名な?料理研究家の方のお店のようです。
ご本人自ら接客&切り盛りされていました。
 好感度&期待が高まります。

まずは、店員さんが 「もろみ」 の入った桶を運んできます。
 濾し器に数杯汲んでから、もろみを潰さない様、下から軽く混ぜて濾して行きます。

190111_02.jpgどろ〜っとしています。


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こうして、絞りかすの 「もろみ」 と、「しょうゆ」 に分けられます。
 しょうゆはちょっと濁った色。
一般に出回っている、加熱殺菌したしょうゆでは出せない雰囲気。
 なお発酵は続いている、まさに "生きている" しょうゆなのです(*´ー`*)
ちょっぴり味噌っぽいような風味も感じられます。


料理は、各種コースのみの受付のようです。(さらにアラカルトもあります)
 この日は 『雲丹と海老尽くしと温泉湯豆腐堪能コース 』 にしていました。
生揚げしょうゆは後付けで知ったもので、実はただ単に
 雲丹と海老しゃぶに惹かれただけだったのでした(。-_-。)


お料理は全てがおいしかったですが、いくつか抜粋。

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『イカ雲丹のもろみ和え』

大きめに筋切りされた
 イカ刺と雲丹、これに先ほどの
  新鮮なもろみを和えます。
イカはあまり得意ではない・・・
 あったら外すくらいなのですが
これはもう、雲丹との相性がなんとも・・・
 ああ、おいしかったです(*´ー`*)

そして、つい頼んでしまったアラカルト。『迷いカツオ』です。
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その名のとおり
 日本海側に迷い込んだカツオちゃん。

この時期、ふつうでさえ脂のノリが違うなか
 さらに凝縮した旨味のある、幻のレアカツオです。もう風貌だけで一目瞭然。
 入荷も稀だそうで、1切れ500円!(驚)
でもでも、納得のお値段でした。
 まー1切れずつでありがたく満足。

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『雲丹とまぐろ頭肉のたたき 雲丹醤添え』
 (一人前です)
これも、もろみと共にいただきます。
 ここではきっと、どれもいい素材を
使っていると信じていますが、雲丹も納得。
(どこ産かは敢えて聞きませんでした^^;)
ただ・・・まぐろ独特の風味が強めだったので、個人的にはまぐろじゃない方がいいな。
 なんだろ、牛肉とは相性いいのにな・・・。


そして、『嬉野温泉の極上湯豆腐』。
 嬉野豆腐が、嬉野温泉の湯に浸かっています。

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火をつけると豆腐は徐々に溶け出し、カドのないやんわりとした風貌になったら食べどき。
 この豆腐もとてもおいしかったです。
そして、溶け出して豆乳鍋風になったところで、『海老しゃぶ』 開始です。

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食べ終わった後は、ここにご飯と雲丹、卵と海苔が投入。
 最後のデザートまで、どれもこれも満足できる内容でした。
(お酒も進みます・・・-_-;)


帰り、丸の内イルミネーションをちょこっと覗いてから、帰路へ。

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もう1軒・・・
 近くに気になるお店があったのですが
満腹感ハンパなし、酒を呑む余裕もなし。
 お店前を偵察すると満員状態。
  雰囲気とっても良さそう。
「ここはちゃんと来たいね」・・・
改めて仕切り直すことにしました。


この日は調子に乗って、もろみもパクパク。(これだけで酒のアテになる)
 帰宅してもしばらくは、口の中の "塩分ヒリヒリ" が取れませんでした。
発酵食品は身体にいいっていうけれど、それ以前に塩分過多でした・・・(。-_-。)


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ある平日朝・・・
 慌ただしい準備の中、床暖では
ココロとちゃーが、肩を組んで寛いでいました。

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近づくと、朝は特にわたしへの警戒心が強いココロ・・・

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いつでも逃げられる体制に変わりました・・・
 もう、被害妄想強すぎ。
誰もあなたなんて連れ出しませんよ。うるさいし(。-_-。)
・・といいつつ、この三連休にワクチン予定です。


別の日、体制が逆^^

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